DAY1 CFDオープンソルバの最前線の適用   DAY2 ターボ機械・最適設計・SDM(シミュレーションデータマネージメント)/HPCクラウドと計算高速化技術   ワークショップ
CFDオープンソルバの最前線の適用 ターボ機械・最適設計・SDM(シミュレーションデータマネージメント)
FieldView/Pointwise ワークショップ
HELYX ワークショップ
OCC-Expert/TURBOdesign ワークショップ
エンジン設計 ワークショップ
HPCクラウドと計算高速化技術
CFDオープンソルバの最前線の適用 プログラム
9:00 – 9:30 受付
9:30 – 9:50
【オープニング】
オープンソルバとHPCクラウドコンピュータを有効活用したCFD業務効率化
株式会社ヴァイナス 代表取締役社長 藤川 泰彦
オープンCFDソルバは高機能化・高速化が進み利用目的を明確化することで日常的な解析のほとんどに対応することが可能となっています。 オープンソースを商業ソフトと併せて利用し、また計算実行ではクラウドコンピュータを併用するという、ソフトとハードのハイブリッド運用により、低コストかつ短期間で高精度解析や最適設計の達成レベルを上げることができます。
今回のオープニングでは、このようなCFDの運用方法の変化に対しヴァイナスが10年間かけて整備して参りましたユーザーサポートの強化体制を発表します。特にこの中核となる昨年よりヴァイナスが販売サポートを開始した『Helyx』「OpenFOAM®の強化版」を選択した理由とサポート体制をご説明し、Helyxを日常設計で活用するためのプリ・ポストプロセッサ、最適設計、ワークフロー構築、クラウドコンピュータの効果的な利用など、ヴァイナスによる総合的なサポート体制をご説明致します。
9:50 – 9:55
最新バージョンFieldView 16・XDBview 2とヴァイナスのサポート・コンサルティングサービスの紹介
弊社 技術一部 プリポスト&ターボCFD Gr. 澤 芳幸
2015年秋リリース予定の新バージョンFieldView 16では3D PDF対応をはじめとした、XDBviewと併せて解析結果やCFD設計ノウハウの共有を容易とする機能が追加されます。
発表では最新バージョンの概要と、ヴァイナスでのサポート・トレーニング、CFDワークフロー構築コンサルティングサービスについてご紹介します。
FieldViewXDBView
9:55 – 10:30
FieldView 16の紹介
(原題:“FieldView 16 Revealed”)
米国Intelligent Light社
FieldViewプロダクトチーフ Mr. Yves-Marie Lefebvre
FieldView
FieldViewとXDBviewの最新版を間もなくリリースいたします。本発表では、ユーザー様の機能要望の中から生まれた新しいブレークスルーとして、CFD計算結果の共有機能、およびかつてない効率と性能を実現した大規模計算データのポスト処理についてご紹介します。
10:30 – 11:05
CFDワークフローの最適化 – モータースポーツにおける勝利の方程式
(原題:“Optimized CFD Workflow - a Winning Formula in Motorsports”)
スウェーデンCreo Dynamics AB社
空力設計テクニカルエキスパート(元フェラーリ,BMW,Sauber) Mr. Torbjörn Larsson
FieldViewOpenFOAM®ANSYS Fluent
フォーミュラ・ワン(F1)の空力設計開発では、膨大な量の計算データを全自動で超高速に処理するポストプロセッサが必要となります。本発表では、F1の分野において、FieldViewの最先端可視化技術がいかに空力設計に活かされ、車体設計技術水準を引き上げたかについてご紹介します。
11:05 – 11:10 ブレイク
11:10 – 11:15
最新バージョンPointwise V18とヴァイナスのサポート・コンサルティングサービスの紹介
弊社 技術一部 プリポスト&ターボCFD Gr.  鈴木 洋之
Pointwiseの次期バージョン Pointwise V18では、非構造境界層メッシュ自動生成機能T-REXが強化され、新たに非構造3角形・4角形ハイブリッドサーフェスメッシュに対応します。発表では次期バージョンの概要と、ヴァイナスでのサポート・トレーニング、CFDワークフロー構築コンサルティングサービスについてご紹介します。
Pointwise
11:15 – 11:50
Pointwiseの柔軟性と高品質メッシュが実現する信頼性の高い設計解析と最適化設計
(原題:“Pointwise Flexibility and Quality: Meshing Considerations for Efficient Design Analysis and Optimization”)
米国Pointwise社
営業&マーケティング担当 副社長 Mr. Richard J Matus, Ph.D.
PointwiseOpenFOAM®SU2
メッシュ生成を最適化設計システムへ組み込むには、メッシュ生成ソフトウェアに高精度なメッシュ生成能力や他の設計解析ソフトウェアとの親和性が求められます。今回の発表では、最適化設計におけるPointwiseの優位性について、次期バージョンの開発計画を交えてご紹介します。
11:50 – 12:25
オープンソースSU2を用いたCFD解析と最適設計
(原題:“Open-Source CFD Analysis and Design with SU2”)
米国スタンフォード大学
宇宙航空学部、博士研究員 Dr. Thomas D. Economon
PointwiseSU2
SU2はPointwiseなどで作成された非構造格子に対応した流体解析・連成解析・最適化設計のためのオープンソースの解析ソフトウェアです。SU2による宇宙航空や自動車分野での数多くの適用事例をご紹介します。
12:25 – 13:35 昼休憩 および デモ ※5Fホワイエにてショートプレゼンテーションを実施します。
13:35 – 14:10
OpenFOAMを用いた大規模並列計算によるディーゼル燃焼解析の高速化
大阪大学
大学院工学研究科 助教 堀 司 様
PointwiseFieldViewOpenFOAM®KIVA
フリーのオープンソースコードであるOpenFOAMを用いて、噴霧燃焼解析およびピストン圧縮膨張の流動解析を対象に並列性能を検証しました。両者とも512並列で計算時間を約1/150まで低減できることを確かめました。
14:10 – 14:40
OpenFOAM®の強化版HELYX/Helyx-SASの紹介とヴァイナスのサポート体制
弊社 技術一部 Helyx Gr. 福井 淳一
HELYX/Helyx-SASはOpenFOAM®に対してGUI環境の追加、ロバスト性の向上等を実現したCFDソフトウェアです。HELYXソフトウェアによるCFD計算ワークフロー、ヴァイナスのHELYXサポート体制についてご紹介します。
HELYXHelyx-SASOpenFOAM®KIVA
14:40 – 15:10
HELYXによる実践的CFD解析
(原題:“Practical CFD with HELYX”)
英国Engys 社
GUI開発部 部長 Mr. Paolo Geremia,M.Sc.Eng.
FieldViewHELYXOpenFOAM®
HELYXはOpenFOAM®をベースに機能を追加し、ロバスト性を向上させた汎用CFDソフトウェアです。本発表では、HELYXに含まれる解析業務を効率化するための機能、最新バージョンの特徴についてご紹介します。
15:10 – 15:15 ブレイク
15:15 – 15:45
HELYX拡張モジュールによる高度CFD解析
(原題:“Advanced Applications with HELYX Modules”)
英国Engys 社
GUI開発部 部長 Mr. Paolo Geremia,M.Sc.Eng.
FieldViewHELYXOpenFOAM®HELYX-CoupledHELYX-AdjointHELYX-HydroHELYX-EcoMarine
HELYXは様々な解析目的に特化した機能拡張モジュールをサポートしています。本発表では連成ソルバ、アジョイント最適化、多層流解析、船体抵抗予測・形状最適化に関する機能拡張モジュールの優位性について紹介します。
15:45 – 16:15
HELYXによる自動車空力騒音解析事例の紹介
三菱自動車工業株式会社
開発本部 機能実験部 奥津 泰彦 様
FieldViewHELYXOpenFOAM®helyxHexMesh
EVやPHEVなどの電動車両では、走行時に動力源から発生する騒音が小さいため、車室内騒音として空力騒音が顕在化する。したがって、開発の初期段階から低空力騒音化を図るため、CAE解析による車体形状の検討を行う必要性が出てきた。しかし、空力騒音解析は計算コストが高く、商用ソルバによる大規模並列計算を行うためには、ライセンス費用の高騰は避けられない。そこで、オープンソースコードを活用した大規模な空力騒音解析に着目した。
16:15 – 16:50
FaSTARの高信頼化に向けた展開
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
航空技術部門 数値解析技術研究ユニット 研究員 橋本 敦 様
FieldViewGridgenFaSTAR
非構造格子を用いた高速なCFDコードFaSTAR(FAST Aerodynamic Routines)は、シンプルなデータ構造、メモリアクセスを効率化するデータの並べ替え、領域分割による並列化、Multigridによる収束加速などを採用することにより、その最大の特徴である高速性を実現しています。本講演では、FaSTARの高信頼化に向けた展開をご紹介いたします。
16:50 – 17:25
【特別講演】
大規模乱流解析プログラムFrontFlow/blueの概要と最新の成果事例
東京大学生産技術研究所
教授 加藤 千幸 様
FieldViewPointwiseFrontFlow/blue
計算機の性能向上により、数百億格子を用いた実用計算も可能になりつつあります。FrontFlow/blue (FFB)は最大数千億規模の実用計算を実現するために開発されたフリーウエアです。本講演ではFFBに実装される機能と最新の応用事例を紹介します。
17:25 - 17:30 ブレイク
基調講演
17:30 – 18:30
気象・気候予測のための複雑流体シミュレーションと4次元巨大データ解析
国立研究開発法人海洋研究開発機構
地球情報基盤センター長 高橋 桂子 様
MSSG (Multi-Scale Simulator for the Geoenvironment)
(Multi-Scale Simulator for the Geoenvironment)
気象や気候の予測は、身近な天気から世界規模の大気海洋現象を対象とするさまざまな時空間スケールの混相乱流ダイナミクスの超大規模シミュレーションです。このシミュレーションの面白さと難しさ、さらに4次元データ解析の新しい潮流をご紹介します。
懇親会
18:30 – 20:30
皆様の情報交換の場として是非ご参加ください。
●会場:東京コンファレンスセンター・品川 5 F ホワイエ(大ホール前)
※尚、手配の都合上、ご出欠を参加お申込時にお知らせ下さい

発表で使用されるソフトウェアとサービス ※五十音順

※プログラムは都合により変更となる場合がございますので予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

フリー体験コーナー&サポートコーナー プログラム
DAY 1
10:30 – 17:30

DAY 2
10:30 – 16:00
サポートコーナーイメージ写真

サポートコーナーイメージ写真
対象ソフトウェア:
Pointwise、FieldView、ICE Reporter、Turbo Reporter 、T-REX Master、BladeMaster、Helyx-SAS、OCC-Expert、SCULPTOR、TURBOdesign、V-FaSTAR、CCNV
弊社CFD/CAEソフトウェアの最新バージョンを実際に操作しながらご体験いただけます。また、下記体験メニューをご用意致しましたのでお気軽にお越しください。また、弊社技術スタッフが常駐しておりますので、日頃のご利用での疑問などサポートも承ります。
※会場はいつでも入退場自由です。

【体験メニュー】
・FieldView 15とXDBviewによる最新CFD可視化技術とXDBワークフローを体験
・Pointwise V17.3による構造格子とT-REX(境界層ハイブリッドメッシュ自動生成)非構造メッシュ生成
・TURBOdesign Suiteの逆解法によるターボ機械設計の体験
・OCC-Expert/SCULPTOR V3.5のShape Matching (類似形状解析メッシュのサンプル形状への合せ込み) 体験
・ハイブリッドクラウド利用支援システム CCNV V2(最新版)の操作体験