第8回 クラウドコンピュータを利用した設計実務セミナー - 複雑現象統一解析コード『CUBE』編

ご好評のうちに本会は終了いたしました。
ご参加頂きましたお客様ならびにご協力頂きました皆様には深く御礼申し上げます。

発表ハイライト

東京大学生産技術研究所 加藤 千幸教授より、大規模数値計算の実用化に向けた課題やその解決に向けた産学連携の取り組みについてご紹介頂きます。

車体空力解析モデルを題材とした複雑現象統一解析コード『CUBE』ハンズオン

『CUBE』による自動格子生成と流れ解析

東京大学生産技術研究所スパコンで解析実行!『CCNV』により簡単に計算実行できます。

『FieldView Parallel』による大規模可視化の演習(CUBE解析データを対象)

『Sculptor』による車体形状モーフィング(STLデータ)と『DAKOTA』による最適化設計、計算実行、ポスト処理、最適化まで全プロセスを演習!!

当日は日ごろ入れないエリアからスーパーコンピュータ「京」を見学できます!!

ご挨拶

平成29年6月吉日
株式会社ヴァイナス
営業部

拝啓 貴社益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格段のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。

この度、ご好評につき同シリーズの第8回目のハンズオントレーニングを開催いたしますので下記の通りご案内させて頂きます。

本ハンズオントレーニングでは理化学研究所計算科学研究機構様で開発された複雑現象統一解析コード『CUBE』を、皆様の研究開発・設計現場でのクラウドコンピューティングで利用することを想定しています。

『CUBE』とは、階層型直交格子による流体解析フレームワークであり、自動格子生成、複雑形状の自動修正、およびマルチフィジックス問題が解析可能なフレームワークとして理化学研究所で開発されているソフトウェアです。特に、ポスト「京」コンピュータに向けてものづくり分野での高並列計算による応用を念頭に開発が進められています。

今回のセミナーでの題材には実車に近い自動車空力解析モデルを使用し、『CUBE』によるメッシュ生成と非定常流れ場解析、『FieldView 16』を用いた大規模解析可視化、『Sculptor V3.7』による形状最適化をハンズオン、そして『DAKOTA6.6』による最適化設計についてもプレゼンテーションでご紹介します。

実習では東京大学生産技術研究所スパコンとFOCUS講義室のPCの間を『CCNV』で接続するので、スパコンの利用経験のない方でもWindowsの知識があれば簡単に接続して計算実行の演習が行えます。

また、本トレーニングの最後に、東京大学生産技術研究所 加藤 千幸教授より、大規模数値計算の実用化に向けた課題とその解決に向けた取り組みについてご講演頂きます。

ご多忙中かと存じますが、万障お繰り合わせの上、この機会に是非ご参加願います。

敬具

第7回 クラウドコンピュータを利用した設計実務セミナー
FrontFlow/blueの設計実務ハンズオントレーニング ご参加者の声

  • ● CCNVによってWindowsの知識だけで、FOCUSスパコンなどのクラウド計算機を使えるので設計部門でのクラウド活用ハードルが下がると感じました。
  • ● 実際にクラウドスパコンにアクセスして計算実行を体験することができ、トレンドを把握できる大変貴重で有意義なハンズオントレーニングでした。
  • ● 操作方法について、的確なテキスト記述やとても丁寧な説明のおかげで、スムーズに理解できました。
  • ● CFD運用コストを低減するための知識が身につきました。
  • ● FFBを使用したクラウド上での操作が学べて為になりました。自社にクラウド活用を導入する際の良い参考となりました。

...他多数

開催概要

開催日時 2017年6月30日(金)  10:00-17:10(受付開始 9:30~)
高度計算科学研究支援センター(計算科学センタービル)2階実習室

住所:神戸市中央区港島南町7-1-28 計算科学センタービル2階
アクセス:神戸新交通ポートライナー「京コンピュータ前駅」より徒歩3分

【羽田空港からの到着便のご案内】
1.羽田空港(7:20発)から神戸空港着スカイマーク101便(8:35着)
2.羽田空港(6:30発)から神戸空港着ANA 411便(7:40着)

【羽田空港へのお帰り便のご案内】
1.神戸空港(19:10発)から羽田空港着スカイマーク116便(20:20着)

その他の発着地については http://www.kairport.co.jp/flight/
主催 国立大学法人 東京大学 生産技術研究所 革新的シミュレーション研究センター
共催 公益財団法人計算科学振興財団(FOCUS)、国立大学法人神戸大学計算科学教育センター
国立研究開発法人理化学研究所 計算科学研究機構、株式会社ヴァイナス
参加費 無料(但し、事前登録を要します。)
※ベンダー様につきましては参加をお断りさせて頂く場合がございます。予めご了承願います。
受講対象者 CUBEに関し:
● 計算実行において精度と安定性確保に必要なデータ作成と効率的なポスト処理を学びたい方
● スパコン上でデータ作成・解析・ポスト処理を一気通貫で実行し実務作業におけるパフォーマンスの大幅な向上を計りたい方
● 研究や実務設計に適用するため利用を検討中の方
参加お申込み方法 受付は終了しました。ご好評のうちに本会は終了いたしました。
※満席に達した時点で締め切りとさせて頂きますので予めご了承願います。
※1社につき2名様までのお申し込みとさせて頂きます。

※本ハンズオントレーニングではPCを会場にてご用意いたします。
   PC準備の都合上お席が限られておりますのでお早めに申し込み願います。
※お申込多数の場合、PCをお客様お二人で共有いただく場合がございます。予めご了承願います。

ハンズオントレーニングプログラム(講義&ハンズオン形式)

9:30 - 10:00 受付
10:00 - 10:15 オープニング
(株)ヴァイナス
代表取締役社長 藤川 泰彦
10:15 - 10:30 セミナー概要説明
ハンズオンセミナーのプログラムと演習内容について
(株)ヴァイナス
技術一部 部長 澤 芳幸
演習プログラム
10:30 - 12:00 演習1:メッシュ生成と流れ解析
理化学研究所で開発された複雑現象統一解析コード「CUBE」について、階層型直交格子による自動格子生成、複雑形状の自動修正、およびマルチフィジックス問題の高並列計算といったソフトウェアの特徴に合わせ、これまで得られた解析事例を示しながら、その概要を紹介します。また、ポスト「京」に向けた文科省によるプロジェクト「重点課題8 近未来型ものづくり」において実施中の「リアルタイム・リアルワールドシミュレーションの実現」に向けた今後の取り組みについても述べます。
後半は、自動車空力モデルを用いた一連の使用方法を実演、参加者にも体験いただけます。計算サーバーと実習PCとの間のファイル転送とジョブ投入にはCCNVを利用します。
神戸大学大学院
システム情報学研究科 教授 坪倉 誠

理化学研究所 計算科学研究機構
複雑現象統一的解法研究チーム 特別研究員 大西慶治
12:00 - 13:00 ランチ ※昼食はFOCUSのカフェテリアをご利用頂けます。
13:00 - 13:50 演習2:ポスト処理
CFDポストプロセッサFieldViewの概要と演習を行います。演習では、午前中に実行したCUBEによる自動車空力解析結果に対して並列版のFieldView Parallelによる可視化やアニメーション作成、大規模データを効率的に可視化評価するためのXDBとXDBviewによる解析データの共有方法、さらに3D PDFへのポスト処理結果の出力などを行います。
(株)ヴァイナス
技術一部 鈴木 洋之
13:50 - 14:05 休憩
14:05 - 15:25 演習3:最適化設計(Sculptorを使用)
モーフィングを利用したパラメータスタディや最適化を行う最適設計システムSculptor/OCCの概要紹介と、自動車車両空力形状に関して、モーフィングによる形状変形設定と実験計画法パラメータスタディ実行について演習を行います。併せて、オープンソース型最適化システムDAKOTAの概要を紹介し、前述のパラメータスタディの題材を多目的最適化に適用した場合の設定方法につき解説します。
(株)ヴァイナス
技術二部 山本 幸広
15:25 - 15:40 全体質疑応答
15:40 - 16:10 大規模数値計算の実用化に向けた課題とその解決に向けた取り組み
京を利用した実証研究プロジェクト(HPCI戦略プログラム)や京の産業利用課題の成果により、大規模な数値解析による予測技術や設計技術の高度化についてさまざまな可能性が見えてきましたが、残念ながらこれらの大規模解析は産業界において本格的に実用化されるには至っておりません。ここでは、実用化に向けた課題やその解決に向けた産学連携の取り組みについてご紹介いたします。
東京大学生産技術研究所
革新的シミュレーション研究センター
センター長 加藤千幸 教授
16:10 - 16:25 締めのメッセージ
東京大学名誉教授
元 (一財)日本自動車研究所 代表理事 研究所長
アイシン精機(株) 取締役
小林 敏雄
16:25 - 16:30 休憩
16:30 - 17:00 スーパーコンピュータ「京」見学会
17:00 - 17:10 ご挨拶

※プログラムは都合により変更となる場合があります。予めご了承願います。
※記載された社名および商品名は各社の商標または登録商標です。

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