VISUALIZE¶
保存したファイルの結果表示¶
最適化結果を含む OASIS ファイルを開いた際、VISUALIZE には結果が自動で表示されません。
最適化結果を表示するには、以下の手順で結果を選択して読込む必要があります。
- HISTORY を表示します
- 対象の最適化(Optimizationsの項目)を選択します
- アイコンの Show Results をクリックして結果を読込み、VISUALIZE に表示します
Note
OASIS AI は複数の最適化の設定と結果を保存でき、これらを HISTORY で管理します。
RESULTS SHEET の目的関数が “Infinity” と表示される¶
目的関数などの出力変数(Outputs) に “Infinity” と表示される場合は以下が原因です。
- 出力パラメータが取得できなかった
- Executable の戻り値が Accepted Exit Codes で指定した値ではなかった(異常終了)
シミュレーションの実行確認を参照ください。
平行座標プロットの機能¶
並行座標プロット(Parallel Coordinate Plot)は、最適化における入出力変数の関係性を視覚的に確認するためのツールです。
クラスタリングにより類似した傾向を持つケース同士が自動的にグルーピングされるので、良好な性能を示す設計パターンを効率よく抽出・比較できます。
- 最適化に設定した設計変数、制約条件、目的関数の軸を表示します
- 各ケースの値は軸と交叉する折れ線で表示します
- 色のついた帯はクラスタリングの結果のグループを示します
- 緑は良い設計、赤は悪い設計、水色は実行不能な設計を示します
- 目的関数の評価により、帯が薄緑、黄色、茶、赤の順で魅力的で無くなっていることを示しています
- 右端の軸は、適合度と制約充足度を示し、単目的問題では目的関数となります
- 多目的問題の場合は、変数に加え SolutionFitness が表示されます。この値はパレート解に対する距離を示します
プロットを選択するとグループを選択できます。選択は RESULTS SHEET でも選択されるので、表形式で値を確認できます。
Excelへの出力と活用方法¶
RESULTS SHEET は、Fileメニューの Export Result to Excel で Excelファイルに出力できます。
この機能でエクスポートできるのは入出力変数のみです。
Optimum/Pareto Frontier Member、Feasible といったフラグは出力されませんが、Excel 上での処理により確認することができます。
- Optimum は単一目的関数の最小値を検索します
- Pareto Frontier Member は、各行の値が他の行の値に支配されていないかを確認する式を設定します
- Feasuble は制約条件を満たす式を設定します
Note
Pareto Frontier Member や Feasible を Excel 上で判別するサンプルファイルをご提供できます。ご希望の際はお知らせください。