高機能・高精度流体解析ソルバ CRUNCH CFD
スクラムジェット燃焼解析
スクラムジェットエンジンは次世代飛翔体のエンジンであり、可動部を持たず、超音速空気流中で水素が燃焼します。図1(圧縮性(M>2)燃焼装置のテストセクション)の燃焼装置を対象に、図2(解析用メッシュ)の格子を用いて燃焼解析を行いました。 スクラムジェットエンジンの高速気流条件においては、圧縮性が強いため安定した燃焼計算が困難です。CRUNCH CFDは高速気流の解析に適したアルゴリズムを採用しており、高速流中での燃焼の安定計算が可能です。図3(中央断面での分布)が解析結果です。 また、スクラムジェットエンジンの主要性能である推力を得るためには、燃料と空気の混合促進による確実な燃焼が重要です。CRUNCH CFDは高速気流条件における混合予測専用のモデルを搭載しており、高精度な燃焼解析が可能です。図4(下壁面圧力分布)は従来法との比較によるCRUNCH CFDの精度検証事例です。